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大人の歯が抜ける原因とは?

歯を失う原因は、むし歯と歯周病

歯を失う二大原因はむし歯と歯周病です。一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、比較的若いうちはむし歯で失われる場合が多いのですが、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。喪失に至るリスクの高い歯は、未処置歯のむし歯・クラウン(冠)装着されている歯・部分義歯の針金がかかる歯(鈎(こう)歯)・歯周疾患が進行している歯などです。

引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-04-002.html)

40代でも歯周病で歯を失うケースが増えている

歯が抜けて入れ歯にするのは高齢者だけと思いがちですが、最近は40代で歯を失う人もいるほどです。歯を失う多くの原因が歯周病で、40代~50代の2人に1人が感染しています。歯周病とは、歯ではなく歯槽骨や歯肉が歯周病菌に侵されていく感染症で、歯周病菌の数は100種類以上とも言われます。

大人が歯を失う原因のひとつ、歯周病とは?

歯周病とは、細菌の感染によって起こる炎症性の疾患です。 どのような症状があらわれるのか詳しく紹介します。

歯周病菌の特徴

空気を嫌う歯周病菌は、歯と歯肉のすき間から入り込んで増えていきます。

歯周病菌はタンパク質やアミノ酸を餌にして増殖していき、「歯垢」と呼ばれる物質を作ります。歯垢をブラッシングなどで除去しきれないと、更に層が厚くなり歯周病菌の住処と化していき、「歯肉溝」から奥にまで広がっていくのが歯周病菌の特徴です。

歯周病の症状(初期)

歯周病になると歯肉に炎症が起きます。歯周病初期の自覚症状は、炎症、歯ぐきの腫れ、出血などです。

これは、歯周病菌を除去するために体が起こす防衛本能と言うものです。腫れが進んでいくと肉溝に「仮性ポケット」ができ、炎症が深くなると「歯周ポケット」に進行していきます。よく「歯周ポケットに汚れが溜まる」というのは、この段階です。この時にブラッシングをや歯石除去をすることで歯周病を防げます。

歯周病の症状(進行)

歯ぐきの炎症を放置して歯周病が進行すると、歯の根元が露出し口腔内の粘つきや強い口臭が気になりはじめます。

やがて、歯と歯にすき間が出て、歯茎から膿が出始め、更に口臭がキツくなり、周りから「臭い」という反応を感じるようになります。更に歯周病が進むと、歯はぐらつき、歯並びが悪くなってきます。

ここまで進行して来ると、噛むことに不自由を感じるようになり「サ」行の発音がしづらく感じ始めます。この状態になると抜歯は免れず、入れ歯やインプラント治療が必要です。

歯周病の進行期間

歯周病の進行期間は、生活習慣によって違います。目安としては15~30年程ですが、喫煙や糖尿病を患っている方は進行が早まるリスクが高まります。

進行の速い侵襲性歯周炎

侵襲性歯周炎という進行の早い菌に感染した場合は5~10年程で歯が抜けます。侵襲性歯周炎は、早い方だと10代で感染することもあります。10代や20代で侵襲性歯周炎に感染して放っておくと40代で全ての歯が抜けてしまうという事も想定できるため、「たかが歯」と思わずに、早め早めに治療をすることが必要です。

女性は歯周病になりやすい

女性は閉経するとホルモンの分泌が減ります。ホルモンバランスが崩れると唾液の分泌量が減り、ドライマウス化することで口腔内に細菌が増えやすくなります。

口の中に細菌が増えると虫歯になるリスクが高まり、放置すると歯周病に進行するので水分補給は大切です。女性は早い人で40代から更年期になってホルモンが減少し、50代で半分以上の女性が歯を失うと言われています。

自覚症状が出る前に治療をするのが理想

歯周病になる原因は虫歯だけとは限らず、生活習慣によっても発症します。原因として挙げられるのは以下にような理由です。自分が当てはまっていると思った方は、生活を見直すことも必要です。

  1. 毎日忙しくて疲れが溜まっている
  2. ストレスを感じる生活をしている
  3. ヘビースモーカー
  4. 更年期障害などで女性ホルモンが増減している
  5. 糖尿病を患っている

歯茎の腫れや出血、強い口臭などの自覚症状が出ている場合は、既に重症化している可能性があります。

歯周病で歯を失った場合の治療

歯周病で歯が抜けてしまった時の治療法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。それぞれメリットやデメリットがあるので、自分に合った治療法は歯科医と相談して決めましょう。

治療方法1:入れ歯

入れ歯は取り外しができるのでブラッシングがしやすく、保険適用なので費用を抑えられるのがメリットです。

一方、口のなかでズレやすいため、噛む力が弱くなり、人によっては痛みを感じるなどのデメリットがあります。金属の素材を使用した入れ歯は保険適用外です。

治療方法2:ブリッジ

インプラントで固定されるので入れ歯のような違和感がなく、保険適用なので費用を抑えられるのはメリットです。

一方、ブリッジを固定するために両隣の歯を削らなければならず、取り外せずブラッシングがしにくいため、口腔内が不衛生になりやすいといったデメリットがあります。使用する素材によって保険適用外になることもあります。

治療方法3:インプラント

顎の骨に固定するため違和感が無く、見た目にも歯が綺麗になるというメリットがあります。

一方、インプラントが骨に固定されるまで時間がかかり、保険適用外のため高額な治療費がかかるというデメリットがあります。

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