歯を失う二大原因はむし歯と歯周病です。一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、比較的若いうちはむし歯で失われる場合が多いのですが、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。喪失に至るリスクの高い歯は、未処置歯のむし歯・クラウン(冠)装着されている歯・部分義歯の針金がかかる歯(鈎(こう)歯)・歯周疾患が進行している歯などです。
引用元:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-04-002.html)
歯が抜けて入れ歯にするのは高齢者だけと思いがちですが、2016年の厚生労働省「歯科疾患実態調査」によると、40歳半ばで歯を失っている人がいることが確認できます(※1)。歯を失う多くの原因が歯周病で、40代~50代の約2人に1人が感染しています(※2、2018年調査)。歯周病とは、歯ではなく歯槽骨や歯肉が口内にいる細菌の感染によって侵されていく感染症です。
※2引用元:公益財団法人 8020推進財団/第2回永久歯の抜歯原因調査(https://www.8020zaidan.or.jp/hatarakizakari/02.html)
空気を嫌う歯周病菌は、歯と歯肉のすき間から入り込んで増えていきます。
歯周病菌はタンパク質やアミノ酸を餌にして増殖していき、「歯垢」と呼ばれる物質を作ります。歯垢をブラッシングなどで除去しきれないと、更に層が厚くなり歯周病菌の住処と化していき、「歯肉溝」から奥にまで広がっていくのが歯周病菌の特徴です。
歯周病になると歯肉に炎症が起きます。歯周病初期の自覚症状は、炎症、歯ぐきの腫れ、出血などです。
これは、歯周病菌を除去するために体が起こす防衛本能と言うものです。腫れが進んでいくと肉溝に「仮性ポケット」ができ、炎症が深くなると「歯周ポケット」に進行していきます。よく「歯周ポケットに汚れが溜まる」というのは、この段階です。この時にブラッシングをや歯石除去をすることで歯周病を防げます。
歯ぐきの炎症を放置して歯周病が進行すると、歯の根元が露出し口腔内の粘つきや強い口臭が気になりはじめます。
やがて、歯と歯にすき間が出て、歯茎から膿が出始め、更に口臭がキツくなり、周りから「臭い」という反応を感じるようになります。更に歯周病が進むと、歯はぐらつき、歯並びが悪くなってきます。
ここまで進行して来ると、噛むことに不自由を感じるようになり「サ」行の発音がしづらく感じ始めます。この状態になると抜歯は免れず、入れ歯やインプラント治療が必要です。
歯周病の進行期間は、生活習慣によって違います。ひどくなるまで病気と自覚されることが少なく、喫煙や糖尿病を患っている方は進行が早まるリスクが高まります。
侵襲性歯周炎という進行の早い菌に感染した場合は2~10年程で歯が抜けます(※3)。侵襲性歯周炎は、早い方だと10代で感染することもあります。10代や20代で侵襲性歯周炎に感染して放っておくと40代で全ての歯が抜けてしまうという事も想定できるため、「たかが歯」と思わずに、早め早めに治療をすることが必要です。
※3参照元:そめたに歯科クリニック(http://www.sometani-dc.com/blog/post-90/)
女性は閉経するとホルモンの分泌が減ります。ホルモンバランスが崩れると唾液の分泌量が減り、ドライマウス化することで口腔内に細菌が増えやすくなります。
口の中に細菌が増えると虫歯になるリスクが高まり、放置すると歯周病に進行するので水分補給は大切です。女性は早い人で40代から更年期になってホルモンが減少(※5)し、50代で半分以上の人が歯を失う(※6)と公表されています。
※5参照元:日本産科婦人科学会/更年期障害(https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=14)
【PDF】※6参照元:厚生労働省/平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-28-02.pdf)
歯周病になる原因は虫歯だけとは限らず、生活習慣によっても発症します。原因として挙げられるのは以下にような理由です。自分が当てはまっていると思った方は、生活を見直すことも必要です。
歯茎の腫れや出血、強い口臭などの自覚症状が出ている場合は、既に重症化している可能性があります。
歯周病で歯が抜けてしまった時の治療法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。それぞれメリットやデメリットがあるので、自分に合った治療法は歯科医と相談して決めましょう。
入れ歯は取り外しができるのでブラッシングがしやすく、保険適用なので費用を抑えられるのがメリットです。
一方、口のなかでズレやすいため、噛む力が弱くなり、人によっては痛みを感じるなどのデメリットがあります。金属の素材を使用した入れ歯は保険適用外です。
インプラントで固定されるので入れ歯のような違和感がなく、保険適用なので費用を抑えられるのはメリットです。
一方、ブリッジを固定するために両隣の歯を削らなければならず、取り外せずブラッシングがしにくいため、口腔内が不衛生になりやすいといったデメリットがあります。使用する素材によって保険適用外になることもあります。
顎の骨に固定するため違和感が無く、見た目にも歯が綺麗になるというメリットがあります。
一方、インプラントが骨に固定されるまで時間がかかり、保険適用外のため高額な治療費がかかるというデメリットがあります。
手術と同時に仮歯が入る「オールオン4・即時荷重インプラント」に対応
信頼できるインプラント医師がいる
東京でおすすめの
歯科クリニック
東京都内でオールオン4を取り扱うクリニック(※1)のうち、信頼できるインプラント医師の基準として本サイトでは、世界最大規模(※2)のインプラント学術団体「国際口腔インプラント学会(ICOI)」に所属する認定医・指導医が在籍するクリニックをピックアップしました。さらに、複数のインプラントを取り扱い、フルマウスインプラントの施術方法も取りそろえた3院をご紹介します。
※1 2023年6月20日時点にGoogleで「オールオン4 東京」と検索し、100位までに表示されたクリニックの中から、実際にオールオン4を取り扱っていた東京都内のクリニック55院を選出。 ※2 主要なインプラント学会である、国際口腔インプラント学会(ICOI)・国際口腔インプラント学会(ISOI)・日本顎顔面インプラント学会・日本口腔インプラント学会・日本補綴歯科学会の所属会員数を比較した結果。(2023年6月26日編集チーム調査時点)
体質や骨の状態にあわせた
痛みの少ない治療を提供
医療法人社団明敬会東京日本橋
デンタルクリニック
引用元:東京日本橋デンタルクリニック
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インプラント 種類 |
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※手術、仮歯、上部構造代の金額。その他、検査費用などが別途かかりますので、詳細はお問合せください。
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フルマウス インプラント 方法 |
オールオン4 オールオン6 |
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南青山インプラント歯科佐藤歯科医院
引用元:南青山インプラント歯科 佐藤歯科医院
(https://implant-center.ne.jp/)
インプラント 種類 |
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オールオン4 費用目安 |
297万円~ |
フルマウス インプラント 方法 |
オールオン4 オールオン6 |
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