オールオン4のすべて【東京版】 » 怖くない!インプラント治療方法を紹介 » 骨が足りない場合の骨造成術「サイナスリフト・ソケットリフト」とは?
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骨が足りない場合の骨造成術「サイナスリフト・ソケットリフト」とは?

骨造成術とは、インプラントを埋入するための骨量が足りない場合におこなう手術です。主な種類には上顎、下顎ともに実施できるGBR法、上顎のみに実施するソケットリフト法とサイナスリフト法などがあります。今回は骨量が足りない場合が多い上顎の骨造成術についてご紹介します。

ソケットリフトとは

ソケットリフトとは、上顎の奥歯で骨の量が少し足りない場合に行われる方法です。まず、インプラント体を埋入する場所の骨にドリルで穴を開けます。上顎の上部には上顎洞(じょうがくどう)という空洞があり、顎骨と間にはシュナイダー膜という薄い粘膜があります。穴を開けたらシュナイダー膜を少し持ち上げてその部分に骨補填材を充填します。多くの場合、同時にインプラント体の埋入もおこなわれますので、手術は1回で済むことが多いです。

「ソケットリフトのメリット」

  • 傷口が小さく手術の負担が軽い
  • インプラント埋入と同時にできる可能性が高く手術回数が1回で済む
  • 痛みや腫れが比較的少ない

「ソケットリフトのデメリット」

  • ある程度の骨の量がないと実施できない
  • 対象部位を目視できないのでリスクがある

「ソケットリフトを使用した手術の流れ」

インプラントの埋入部位に穴を開け、上顎洞との間に骨補填材などを充填。多くの場合はインプラント体の埋入も同時におこなう。

サイナスリフトとは

サイナスリフトとは、ソケットリフトの適応にならないくらい顎の骨が不足している場合におこなわれる方法です。同じくシュナイダー膜を持ち上げて骨補填材を充填する「上顎洞挙上術(じょうがくどうきょじょうじゅつ)」ですが、ソケットリフトとは異なり、側面からアプローチする方法です。歯肉を大きく切開・剥離して歯槽骨を切り取り窓を作成、その部分から骨補填材を充填します。充填後は窓を塞ぎ、歯肉を縫合して骨の増殖を待ちます。

「サイナスリフトのメリット」

  • 骨を多く増殖できる可能性があるため、インプラント手術のチャンスが増える
  • 骨補填材を流し込む窓をつくるため手術部位の目視が可能になり、リスクが低減する
  • 一度に広範囲の骨造成が可能なので、隣接する複数の歯を治療する場合も同時におこなえる

「サイナスリフトのデメリット」

  • 手術侵襲が大きいために、術後の腫れや痛みがソケットリフトよりも重くなる可能性がある
  • インプラント埋入を同時に行えないので、治療期間が長くなる
  • 手術費用がソケットリフトよりも高い

「サイナスリフトを使用した手術の流れ」

インプラント埋入部位の側面から歯肉を切開して歯槽骨を切り抜きます。その部分から骨補填材を充填して、歯槽骨を塞ぎ歯肉を縫合、骨造成を待ちます。

スプリットクレストとは

スプリットクレストとは、歯槽堤分割術(しそうていぶんかつじゅつ)とも言われるものです。骨造成術ではありませんが、主に上顎の前歯部分の歯槽骨が薄い場合に実施されるインプラント埋入手術です。術式としては、薄くなっている骨に少しずつ切れ目を入れていき、ある程度の深さまで2つに割ってしまいます。その割れ目の部分にインプラント体を埋入して骨補填材などを充填します。骨の幅が足りない場合に行われることが多いです。

「スプリットクレストのメリット」

  • ドリルで骨を削らないため、侵襲が少なくなる
  • 歯肉切開も最小限で、骨を削らないため、術後の腫れや痛みが軽減できる
  • インプラントを骨で挟み込むために、初期固定が得られやすい

「スプリットクレストのデメリット」

  • 骨の質が硬いと割れてしまう可能性があるため適さない
  • 術後に骨吸収がおこりやすい
  • 少しずつ骨を割っていくため、手術時間が長くなる

「スプリットクレストを使用した手術の流れ」

インプラント埋入部分の歯槽骨を少しずつ切れ目を入れるように割っていきます。このとき、専用の器具や超音波メスを使用します。ある程度の深さまで割れたら、インプラント体を埋入して、骨補填材を充填します。

「骨量が足りなくてもオールオン4は可能」

4本のインプラントで全ての歯をつくるオールオン4では、通常前歯と小臼歯の部分にインプラントを埋入します。前歯の部分は骨がしっかりしている方が多いためほとんどの場合はスムーズにインプラントができますが、なかには骨が薄い人や足りない方もいます。

このような方は、サイナスリフトやソケットリフトをすることで骨量を増やし対応をします。骨量が足りなくてもサイナスリフトやソケットリフトが可能なクリニックならオールオン4は可能です。

クリニックを選ぶ際はサイナスリフトやソケットリフトが可能かどうかもチェックしましょう。

手術と同時に仮歯が入る「オールオン4・即時荷重インプラント」に対応

信頼できるインプラント医師がいる
東京でおすすめ
歯科クリニック

東京都内でオールオン4を取り扱うクリニック(※1)のうち、信頼できるインプラント医師の基準として本サイトでは、世界最大規模(※2)のインプラント学術団体「国際口腔インプラント学会(ICOI)」に所属する認定医・指導医が在籍するクリニックをピックアップしました。さらに、複数のインプラントを取り扱い、フルマウスインプラントの施術方法も取りそろえた3院をご紹介します。

※1 2023年6月20日時点にGoogleで「オールオン4 東京」と検索し、100位までに表示されたクリニックの中から、実際にオールオン4を取り扱っていた東京都内のクリニック55院を選出。
※2 主要なインプラント学会である、国際口腔インプラント学会(ICOI)・国際口腔インプラント学会(ISOI)・日本顎顔面インプラント学会・日本口腔インプラント学会・日本補綴歯科学会の所属会員数を比較した結果。(2023年6月26日編集チーム調査時点)

体質や骨の状態にあわせた
痛みの少ない治療を提供

医療法人社団明敬会東京日本橋
デンタルクリニック

医療法人社団明敬会 東京日本橋デンタルクリニックのHPキャプチャ

引用元:東京日本橋デンタルクリニック
(https://meikeikai-dental.com/)

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インプラント
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医療法人社団まる歯 渋谷歯科のHPキャプチャ

引用元:渋谷歯科
(https://www.shibuya-shinbi.jp/)

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南青山インプラント歯科佐藤歯科医院

南青山インプラント歯科 佐藤歯科医院のHPキャプチャ

引用元:南青山インプラント歯科 佐藤歯科医院
(https://implant-center.ne.jp/)

エリア:
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最寄り駅:
  • 青山一丁目駅
インプラント
種類
3種類
オールオン4
費用目安
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フルマウス
インプラント
方法
オールオン4
オールオン6

※費用は口の状態や上部構造により異なる。その他、初診検査費用などかかりますので、お問い合わせください。